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2006年事業再生コラム【4月号】
◆今月のコラムライター◆
瀧本 憲治氏 NPO関西事業再生支援センター
信頼関係

倒産寸前の会社社長が、ご相談に来社されることが多い。「もう少し前に相談に来てくれていれば、あの手も打てた、この手も打てたのに・・・」といつも思う。
再生のお手伝いをしていると、ご相談に来る方々の「共通点」が見えてくる。
それは「何かに捕われて、決断ができない人」というものだ。
「何か」とは、人によって様々であるが、先祖伝来の土地・地域での名声やメンツ・事業への過度の愛着等だ。
他人から見ると、「そんなことにこだわっている場合か」となる。
しかし、経営者である当人は、従業員・取引先・今までのお客様に迷惑が掛かるなどと、赤字の事業をやめる決断ができない。
これはもう、理屈の世界ではない。
「早く決断しないと、手遅れになる」と何度伝えても相手は決断できない。
当人が決断しなければ、何も始まらない。結局、決断をどう促すか
という点が一番重要なのではないか。
再生スキームの理論理屈は、この仕事をしている人なら一通りのことは言える。経営者の話を聴き、相手の立場に立って共感し、自らも自己開示をして信頼関係を醸成するところからスタートした方が良い、と最近思う。そもそも理屈が通じる人なら、ここまでの状況にはならなかったのだろうから。
戦略家とは、傷が浅いうちに撤退の決断が出来る人
だと思っている。これは、事業家でも、投資家でも同じことが言える。全勝の状況などない。失敗や敗北をいかに最小限に食い止めるか。ここに頭を使わなければならない。
資金繰りに行き詰まり、一家離散し、サラ金から借金をし、糖尿病を患い、歩けなくなっても支払手形をおとそうと頑張っている社長と最近かかわった。当人にとって、自社の「窮状」を他人に相談すること自体、「つらい」ことだと思う。それにしても、よくここまで資金繰りを四苦八苦してこられたものだと感心した。
時には、事業の「始末をつける」ことも重要な決断なのだ。
決断を促すのが上手な、事業再生アドバイザーでありたい。

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by bfl-info | 2006-04-10 15:41 | 事業再生コラム&提言


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