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BFL経営財務研究所は、JSK事業再生研究会やアジア進出研究会の活動を通して税理士、弁護士はじめ経営コンサルタントの先進的なアドバイザリー業務を支援しています。
by bfl-info
BFL経営財務研究所たより 2007年 3月
◆海外見聞◆
上海レポート 

確定申告業務はいかがだったでしょうか。お疲れのことと存じます。5月申告法人業務に向けてご自愛ください。

春爛漫の季節がそこまで来ています。桜の季節に別れ(卒業)と出会い(入学、入社)がある日本。海外に行くたびに日本という伝統社会の良さを再認識することになります。3月下旬、またまた上海に行ってきました。

今回の訪中目的は、2点でした。ひとつは石油添加剤メーカーの要望で、販売可能性に係る市場予備調査です。結果は、すでに多くの石油添加剤が流通していて、あまり新規性はありませんでした。ただ、販売余地については今後も継続調査するとことしました。
もう1点は、撤退コンサルの可能性調査です。これは、ニーズもあり、現地でタイアップ可能なコンサル会社を見つけることができました。膨張する中国市場。日本企業は、進出も活発に行われる反面、撤退も適時に行う必要があります。たより読者の皆様の顧問先等で、進出や撤退のニーズがありましたら、ぜひご案内ください。
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◆中国・上海(最新)事情
同封の資料集をご覧ください。今回訪中のもう一つの目的「人民元切り上げで得する方法の開発」に関する資料集です。資料に沿ってご案内します。
・ BOC中国銀行の口座開設用紙記入例
・中国&香港 銀行口座カードのサンプル
・BOC中国銀行の口座、入出金書類サンプル
・BOC中国銀行の口座、通帳記入例
・ギンレンカードのパンフレット
・上海地下鉄路線図・最新版
・中国民工たち

最初の4ページは、中国銀行(Bank of China、BOC)に関する資料です。BOCに口座を開設し、ここに人民元を預金しておき、人民元が高くなったら(切り上がったら)日本円にしようという魂胆です。
口座開設には、上海の住所が必要です。この住所には、何か届けられるわけではないので、極端なこと言うと宿泊しているホテルの住所でもOKです。後はパスポートがあれば口座開設できます。その場で、バンクカードと預金通帳、インターネット用のパスワード(PIN)をもらえます。HSBC(香港上海Bank)のように口座管理料がかかることはありませんので、お好きなだけ預金してください。
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次のページは、この口座に人民元と日本円、香港ドルを入金した例です。通帳のコピーを見てのとおり、日本円と香港ドルはそのままの通貨で預金されます。この場合は、日本円は日本円の利息が適用されます。つまり、このままではBOCに預金した意味がありません。そこで、人民元に替えるように依頼すると、一旦預金を引き出してから、人民元に為替してから預金入金します。なれないと結構戸惑うものです。

次のページは、「銀レン」カードの紹介資料です。要は、BOCの預金カードにこのマークがあるので、人民元を日本円にしたり、人民元預金を日本のレストランなどで使うことができるのです。

次は地下鉄路線図です。昨年行ったときは2号線までだったのが、すでに4号線の一部が稼動していました。恐るべき開発スピードです。計画は、13号線まであるようです。これは、東京をしのぐ世界最大の地下鉄網へ向かっています。2010年の上海万博まで突き進む気のようです。最後のページは、民工に関するレポートのコピーです。1食に700元(約1万円)費やす若者がたくさん居るその町に、1ヵ月働いて同じ収入しか得られない同国人が居るということです。それが、中国です。ぜひご一読ください。

帰国する日は、一人でのんびりお寺参りしました。上海市の南西にあるお寺「龍華寺」を散策しました。浦東や浦西(虹橋)と違ってまったくと言うほど日本人の居ない観光地でした。
by bfl-info | 2007-03-01 10:25 | 経営財務研究所たより
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